テクニカル指標の活用と応用
[ 戻る ]
テクニカル指標の活用と応用
◎ボリュームレシオ

◇ボリュームレシオで何を捉えるのか
 結論から言うと、ボリュームレシオもいわゆるオシレーター系のテクニカル指標で、売られ過ぎや買われ過ぎの判断に利用します。計算の方法は何種類かあるのですが、基本的な読み方はどれも同じ。0%〜100%までの幅でラインが動くようにしたレシオの計算式は、以下のようになります。

株価上昇日の出来高合計+1/2(変わらず日の出来高合計)
――――――――――――――――――――――――――― × 100
出来高の総計



 ボリュームレシオは、売買高と株価の上げ下げに注目して、現在の株価位置が買われ過ぎなのかどうかを判断します。株価は通常、上昇するときに出来高を伴うことが多いので、上昇しているときには、ボリュームレシオも100%に近づくことになります。半面、計算期間における上昇日が少なかったりすればボリュームレシオは0%に近づくことになるわけです。あくまで過熱感を計るための指標ですから、短すぎても困ります。計算期間は25日程度をとる投資家が多いようです。
具体的には、30%以下の水準になったとき、併せて株価チャートが25日移動平均線などから10%など大きく下方乖離しているようなら「買い」シグナルと読みます。逆に70%を超える水準になったとき、株価チャートが25日移動平均線から10%以上の上方乖離をしていれば、いったんは過熱感強く調整濃厚とみてポジションを軽くしておく――。このような利用方法が考えられます。



 ただし、注意しなければならないのは、新興市場に上場している小型企業で、東証銘柄と比較して出来高の絶対数が小さい場合です。出来高は1日に数千株(単元株が千株の場合)や100株(単元株が1株の場合)と商いが薄いのに押し目を入れないで続伸(続落)しているような銘柄では、正しいシグナルを発しているとは言えないからです。ボリュームレシオの有効性を高めるためには、なるべく流動性のある銘柄でなければ、意味がないようです。

◇RSIとの併用方法
 実践的なボリュームレシオの使い方として、全く別のオシレーターと併用してみるという方法があります。たとえば、計算日数を同じにしたRSIと一緒にして見るのです。一般的に出来高は株価チャートに若干先んじて動くと考えられています。そこで、値動きだけに絞って売られ過ぎや買われ過ぎを判断する指標であるRSIとボリュームレシオを併用することによって、より高い確度で相場の次の動きを予想できるというわけです。
 ということは、25日のボリュームレシオとRSIがともに20%水準割れにあって、チャートが目先の底値到達を示唆するような動き・位置にある場合、買いのチャンスと考えられるわけです。


[ 戻る ]

Copyrightc 2002 Dreamvisor.com All right reserved.
本文の著作権はドリームバイザー・ドット・コム(株)に帰属します。無断転載を禁ず。

Copyright(c)2000-2001 Dreamvisor.com All right Reserved.