テクニカル指標の活用と応用
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テクニカル指標の活用と応用
◎RSI(Relative Strength Index)

◇オシレーター分析の代表格
 個別銘柄であっても相場全体を表す指数であっても、相場にトレンドがあるなしにかかわらず、同じ方向への動きがずっと続くということはありえません。多くの場合、相場は一定の動きに対する修正を入れながら動くようになっています。相場が勢い込んで買われ過ぎや売られ過ぎになった場合、その反動が出やすくなっているかどうかを見つけられれば、投資のチャンスになることもあります。そうしたタイミングを探るためのテクニカル指標がオシレーターです。
 RSIは米国の商品取引業者などの間で利用されていたオシレーターですが、いまでは株式市場関係者の間でも、テクニカル分析といえば最初に学ぶほど一般的な指標になっています。個別銘柄を一つとりあげて、相場が上昇しているときのRSIの動き、相場が下落しているときのRSIの動きがどうなっているのかを観察してみてください。日足とRSIの間には視覚的にもわかりやすい関係ができているはずです。



◇RSIの読み方
 RSIは、直近何日間かの価格変動幅の絶対値の累計を算出して、これに対する上昇幅の累計比率を求めます。株式市場では9日や14日などがよく利用されるようです。一般的な見方としては、RSIが20以下になると下げ相場がいったんリバウンドに転じる可能性が高いとみて、また80を超えてくれば相場に過熱感が強くなっており、いったん反落するリスクが高まっているとみます。
 例えば、ある銘柄がここ数カ月間の下げ基調にあるとしましょう。同業他社と比較したPER(株価収益率)などのバリュエーションにも割高感はすでにありません。事業法人などによる保有株処分にも一巡感が出たようで、リバウンド狙いの買いが増えはじめても不思議ではなさそうです。チャートの調整も十分な印象を与えており、徐々に押し目買いが見られています。こういう条件のもと、べったり20以下の低水準にへばり付いた14日RSIが同水準を超えてきたとき、いったんこれを買いのサインと捉えることができるのです。また、20以下の水準に落ち込んだ9日と14日との間でゴールデンクロスが発生、9日が急上昇するようなときにも、リバウンド狙いの買いサインと捉えたりします。
 RSIは逆バリ手法の代表格といえますが、予想以上に相場の基調が強かったりすると、80以上に長く滞留したままになったりすることもあります。もちろん予想以上に相場の基調が弱ければ、この逆のことが起きるわけです。そうしたときに安易に逆バリのポジションを作ってダマシに合ったりすることもないとは限りません。なるべくそうならないよう、9日と20日のRSIなどを併用して、両者が交差した時点を売買ポイントにするといったテクニックも利用されています。また、材料含みで動いていたり、仕手性が強かったりする銘柄には、あまり役立たないことに注意が必要です。

RSI=A/(A+B)×100

A=直近N日間の上げ幅合計の絶対値
B=下げ幅合計の絶対値
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