テクニカル指標の活用と応用
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テクニカル指標の活用と応用
◎ボリンジャーバンド

◇標準偏差を利用したテクニカル手法
 ボリンジャーバンドは、一種の"売られすぎ"や"買われすぎ"を示唆するテクニカル指標です。難解な統計学が必要になるような話は抜きにしますが、標準偏差の概念は簡単に説明しなければなりません。
 標準偏差とは、「正規分布」という概念のなかで、平均値±1標準偏差の範囲内には全てのデータの約68.2%が含まれるという考え方です。そして平均値±2標準偏差になると、全てのデータの約95.4%が含まれるとされます。ボリンジャーバンドは、この考え方を利用してチャートの上下にその水準をプロット(描画)したものであり、ちょうど日足を囲むバンドのように見えます。株価のボラティリティー(変動)が高ければ、バンドの幅は必然的に広くなりますし、ボラティリティーが低ければバンドの幅は狭くなるというわけです。



◇具体的にはどう使う?
 例えば、上下に引かれた2標準偏差のバンドのなかに日足のチャートが収まっていないようなときには、"理論的"に全てのデータの約95.4%がそのバンドの範囲内に入っているわけですから、買われすぎ(売られすぎ)との判断ができるわけです。もちろん相場の基調が強いときというのは、バンドの上限を越えてしまうこともありますが、そんなに2標準偏差を超えるような状況が長く続くものではありません。
 そこで、2標準偏差のバンド上限を越えて相場が上昇したときには、新規でショートポジション(売り)を建てて、調整(下落)を待ってみたりするわけです。相場の基調が強いわけですから、調整するという根拠に何らかの説得力があるのかといえば、そうは言い切れません。単に統計学的に調整する確率が高まっているというだけで、それにベットしてみるというわけです。ある程度思惑通りに調整すれば占めたもの。利益が乗っているのなら、今度は1標準偏差と交差したポイントで、ポジションをクローズ(手仕舞う)してみたりします。逆に2標準偏差のバンド下限を越えて下がったときには、新規で買いポジションを建ててリバウンドを待ったりする方法もあります。ほかにも、ボリンジャーバンドを利用した売買手法にはいろいろあり、銘柄ごとに検証してみるとよいでしょう。
 ボリンジャーバンドでは、短期的なトレーディングをする投資家は、一般的にパラメーター(指数を調整する数値)として、5日や20日を設定することが多いようです。あくまで統計学を利用しての"売られすぎ""買われすぎ"の目安を探ることだということを忘れないようにしないといけません。仕手株のような特殊要因が完全に排除された銘柄で、なおかつ流動性の高い銘柄で利用することが望ましいと言えるでしょう。


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