テクニカル指標の活用と応用
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テクニカル指標の活用と応用
◎逆ウォッチ曲線

◇出来高と株価のクセをグラフ化
 逆ウォッチ曲線は、ある銘柄が現在、相場サイクルのなかでどのレベルにあるのかを折れ線グラフによって一目で見られるように工夫されたものです。
 描き方は、株価を縦軸に出来高を横軸にとって、ラインを引いていくだけで極めてシンプル。日々の動きが荒すぎるとラインが細かく複雑になって、何だかわからなくなりかねません。そこで株価と出来高をともに移動平均化することによって、ラインを滑らかにします。一般的なパラメーター(指数を調整する数値)としては25日を利用することが多いようです。
 逆ウォッチ曲線は、相場における出来高と値動きの関係を示すものですが、実際の売買においては、買い場が近いのか、それとも売り場が近いのかを判断するのに役立つものと言われています。
 出来高の増加は株価上昇の動きを伴うという特徴があります。これまで"売り"の局面だった相場でも、ようやく出来高が増加し始めると、逆ウォッチ曲線のチャートは右に移動し始めます。それが株価の上昇を伴うようになれば、"買い"のシグナルと捉えるわけです。オシレーターなどと併用して、実際の買いタイミングはそちらに頼るなどの工夫をするとよいでしょう。
 一方、株価の上昇が伸び悩みだすと同時に、出来高が減少を始めたら、逆に"売り"のシグナルと捉えます。実際の売買タイミングでは、例えば逆ウォッチ曲線が売りのシグナルを出しているときに、チャート上、直近高値より数パーセント下がったところで、いよいよ保有している株を売りとするようにすれば、上手な利食い売りにつながることも多いようです。



◇時計と逆回りに動く?
 ここまで読んでくると、逆ウォッチ曲線が時計と逆回りに動くという意味がわかると思います。つまり、相場が「上昇を始めてから天井を付け、そこで下落に転じて底を打つ」までを1サイクルとすれば、出来高も「徐々に増加して、天井近辺をピークにスッと細り始め、底値付近では閑散商状になっている」という流れが、時計と逆にグラフを描かせるというわけです。
 その流れを以下にまとめておきましょう。

相場 出来高 スタンス
底ばい 増加 買い場
上昇開始 増加 買い
上昇継続 変化なし まだ、買い
上昇継続 減少に転じる 見送りor売り
伸び悩み 減少 売り場
下落開始 減少 売り
下落継続 変化なし まだ、売り
下落継続 増加に転じる 見送りor買い
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