テクニカル指標の活用と応用
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テクニカル指標の活用と応用
◎ 新値足と時系新値足

◇新値足
 新値足はP&F(ポイント&フィギュア)と同じように、一定的な時間の概念を取っ払ったのが特徴です。株価が上昇しているときには、高値更新のたびに次の行に陽線を引いていきます。そして上昇が止まって、株価がその水準近辺でもみあっているときには、何もしません。直前に残した陽線3本分を下回ったときに、トレンドが転換したとみなして、今度は陰線を描いていきます。株式市場では一般的に、短中期的なスタンスなら、"3本抜き"でトレンド転換するチャートが利用されます。
 しかし、なるべくダマシを排除して、中長期にわたる相場のトレンドをつかむという目的でよく利用されているのは、"10本抜き"のチャートです。日経225やTOPIXの10本新値が転換するときには、テクニカルアナリストにとってはかなり話題になるものです。このチャートを具体的に利用するうえでは、どちらかといえば大きなトレンドの転換を確認・判断するというのが狙いになるため、実際のトレードにおいてタイムリーに利用するということは難しいと思います。
 そして注意しなければならないのは、相場が上か下かのトレンドを保っているうちには大きな効果を発揮する半面、相場がもみあいやボックスになったときにはチャートが描かれなくなってしまいますから、分析手段としての役割も果たさなくなってしまうという点です。



◇時系新値足
 時系新値足もユニークなチャートです。これは非時系列チャートの新値足に、再び時間の概念を取り入れたというものです。横軸となる時間軸を正確に戻して描きますから、ある足はかなり太く、またある足はかなり細くなったりするわけです。株価に動きがなくても、時間の経過によってその足を横に平行移動させます。
 読み方は、基本的に相場の大きなトレンド転換点を捉えるという意味で、新値足と同じです。ただ、そこに時間の要素が加わっている点だけが若干違うのです。
 たとえ足は短くてもそれが太くなればなるほど、それだけ同水準での滞空時間が長いことを示し、逆に足が長くても細ければ、その水準はサッと駆け抜けたということを示します。つまり、過去の同じ水準に太くて短い足があれば、それはチャートとして一つのポイントになっていることを示すわけです。多くの出来高をこなして煮詰まっていたのかもしれません。それを確認するには、時系列のローソク足などと出来高、信用残などを併用すれば、ある程度判断できるかもしれません。一つ言えるのは、再びその水準を通過していくのが一筋縄ではいかないかもしれない――このような判断ができるということです。


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